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【特集】地震で倒壊する家としない家の違い

「結局どこも耐震性は同じなんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実際に阪神淡路大震災や新潟県中越地震の際に倒壊した家としなかった家があったように、地震に強い家というのは間違いなく存在します。ここでは、まず倒壊しやすい家がどんな家なのかを明らかにしたうえで、地震に強く倒壊しにくい家の特徴について見ていきましょう。

地震で被害を受ける家の特徴

「壁の造り」が最適でない家は要注意

地震の揺れの影響を直接受けるのが壁です。屋根と床をつなぐ壁が弱いと、簡単に住宅全体にヒビがはいっていしまい、倒壊する危険性は高くなります。具体的には、以下のような壁の造りには注意してください。

上記のような壁の造りでは、壁が建物を支えることが難しく、倒壊しやすいと言われています。最近では、デザインを売りにしているハウスメーカーや工務店が目立ちますが、その多くは大空間のリビングダイニングや開放的な大きな窓などが印象的。

もちろん、そういった会社がすべて危険ということはありませんが、少なくともどういった構造や性能のもとでそのデザインが可能になっているのかは、事前に確認したほうがいいでしょう(例えば大空間リビングでも、「テクノストラクチャー工法」など構造の安全性を担保している場合もあります)。

震災時に現れるずさんな対応の業者

震災による倒壊
引用元:LIFELL HOME'S PRESS
https://www.homes.co.jp/cont/press/buy/buy_00179/

震災時、幸いなことに自宅の倒壊を免れることができたとしても、外壁や天井や床など部分的に修理が必要になるケースは少なくありません。その時のために知っておくべきことは、業者が保証している「定期メンテナンス」と「震災(天災)時の修理」は別物であるということです。

「住宅購入時に、10年間は無料で定期メンテナンスがありますと言っていたはず…」と思い、問い合わせてみても、災害時に対応してくれる会社はほとんどありません。対応してくれる会社も少なからずありますが、震災のような非常事態の中で、対応してくれるのは数か月先と考えておいたほうがいいでしょう。

そのような状況の中で訪問してくるのが、「修理業者」です。ここで言う「修理業者」とは、一般的な修理業者やリフォーム業者のことではなく、災害時の混乱の中で荒稼ぎをしようとする、極めてずさんな対応が目立つ修理業者のこと。災害時に自宅へ直接訪問してくるのが特徴です。

この業者に限らず、震災による住宅被害への修理の場合は保険が適用されるので、非常事態による不安の中で「お願いしたほうがいいかも」と思ってしまいがちですが、修理対応がずさんなため基本的にはオススメしません。

地震に強く倒壊しない家の特徴

地震に強く、倒壊しない家には、上記のような特徴があります。これから注文住宅を建てようと考えていて、さらに強度な家にしたいという方もいるでしょう。その場合は、以下の2点をチェックしてみてください。

ツーバイフォー設計を導入しているか

ツーバイフォーのデータ
引用元:一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会
http://www.2x4assoc.or.jp/builder/transition/transition.html

ここ数年の傾向として注文住宅全体の着工数は減っていますが、地震や台風など天災が続く状況から、ツーバイフォー設計の需要は増えています。

ツーバイフォー設計の需要が増える要因として、揺れや強風に対する強さが挙げられます。そもそもツーバイフォーとは、木造建築の工法のひとつ。家を建てる際に使われる角材のサイズが「2インチ×4インチ」であることから、そう呼ばれています。1インチはおよそ2.54センチメートルですから、縦が5.08センチメートル、横が10.16センチメートルのサイズ感です。この均一サイズの角材と合板を組み合わせて箱状の形にし、強度な住宅空間を造っていきます。

日本の伝統的な住宅工法が柱や梁といった軸(=線をイメージ)を重視しているのに対し、ツーバイフォー工法では面(パネルをイメージ)が重視されるため、耐震性や耐風性が高いと言われています。面を組み合わせていく工法のため、大空間!というよりかは、まさに箱のような間取りになるのが特徴。しかし、それが地震に強い理由でもあります。

C値が高いか、または公表しているか

C値とは住宅の「気密性」を表す数値のことで、C値が高いほど柱や壁の継ぎ目に隙間が少なく、効率的にエネルギーを循環・過ごしやすい環境を実現できると言われています。一見、住宅の耐震性には関係なさそうに思えますが、C値が高い=隙間が少ないということは、建築工事を綿密にしっかりしている裏付けだと考えていいでしょう。

C値の高さは、その業者を信頼できるかどうかを見分ける数少ないポイントと言っても過言ではありません。公式サイトで公表していない業者でも問い合わせで教えてくれるケースはありますが、一部の家だけでなく全棟がそのC値で対応しているかどうかもポイントとなります。ぜひ、注文住宅会社を選ぶ指標のひとつとして参考にしてください。

耐震性に優れるのは?
香芝市の注文住宅会社3選

木造・RC・鉄骨の特徴

注文住宅をはじめ、一般的な戸建住宅を建築工法でわけると「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート(RC)」の3つに分類されます。

木造住宅の特徴

日本家屋といえば木造住宅が一般的で、今もなお半数以上の戸建住宅が木造で建築されています。鉄骨や鉄筋コンクリートなど近代的な住宅と比べると、建築費用が安く、間取りや設計の自由度が高いことがメリット。一方で、火災や害虫、災害など耐久性に弱いというデメリットがあります。しかし、法隆寺のように千年以上も建ち続ける木造建築もあります。

鉄骨造住宅の特徴

鉄の粘り強い特性(靭性)を生かし、強度を保つ鉄骨造住宅。耐震性に優れている点や、木造では難しい大空間をつくることができる点でメリットがあります。また、規格化された建材を用いるため品質が安定している点もメリットですが、一方で設計の自由度は木造ほど高くありません。結露やカビが生じやすいといったデメリットもあります。

鉄筋コンクリート(RC)の特徴

鉄筋の引っ張る力(張力)と、圧縮力に優れたコンクリートを組み合わせ、耐久性と気密性の高い住まいを実現する鉄筋コンクリート(RC)の住宅。耐震性はもちろん、防音性や耐火性の点でも優れ、さらに自由なデザインをつくれる点でも注文住宅では人気です。ただ、建築費が高くなる、リフォーム時の設計自由度が低い、結露やカビが発生しやすいといったデメリットもあります。

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